ホームヘルパーの資格・試験の傾向と対策
仕事内容
ホームヘルパーとは、心身に障害がある人や高齢者など、日常生活に不自由のある人の家庭を訪問して、身のまわりの世話をする人をさす。
また、充実した生活が送れるよう介護する人の自立へ向けてバックアップする人たちをいう。
仕事の内容には、
- (1)掃除・買物など、家事を中心とする「家事中心型」
- (2)おむつの交換や体位変換など介護に関する世話を中心とする「介護中心型」
の2つのタイプがある。
また、在宅ホームヘルパーの雇用の形は一般的には、正規職員と常勤ヘルパー、パートヘルパーに分けられる。
正規職員は市や団体などの職員として本採用されている人。
常勤ヘルパーは、1日6時間以上で過5日働いている非正規の人。
パートヘルパーは、非常勤で短時間労働の人。
登録ヘルパーとして働くケースも多く、事業所に働ける時間や曜日を登録して、それに合ったスケジュールで仕事を受けている。
また仕事の形態としては、数時間家庭に滞在して介護や家事援助を行う滞在型と、1ヶ所の滞在は短時間で複数の利用者宅をまわる巡回型がある。
介護保険制度が導入された後は、「どれだけ具体的な作業をこなしたか」という成果で介護報酬が支払われるようになり、このため各団体はシビアな経営を迫られる。
そのため、ホームヘルパーのパート化がすすみ、正社員としての雇用は減ると予想されている。
資格の種類

ホームヘルパー(介護保険制度では「訪問介護員」という)は、正確には資格ではなく、研修の終了という取扱いである。
ホームヘルパー養成研修は、都道府県または都道府県の指定を受けた市区町村や民間団体が行う。
民間団体のほうが実施割合が高い。
介護保険制度の下で訪問介護員として従事するためには、ホールへルパー養成研修の修了者であることが必要である。
研修は、3級から1級まであり、各課程とも講議、演習(実技)および実習からなる。
講議は、テキストにそって授業で行われるものであり、演習はベッドや車椅子、浴槽などの設備を備えた会場で介護の技術について学び、実習は、介護老人福祉施設などでの施設介護実習や現任のヘルパーと共に利用者宅を訪問し、実習を行う同行訪問などがある。
各課程の内訳は次のとおりであり、各課程ごとに修業年次が決められている。
3級課程(計50時間/講義25、演習17、実習8時間)
2級課程(計130時間/講義58、演習42、実習30時間)
1級課程(計230時間/講義84、演習62、実習84時間)
3級課程はホームヘルプサービスの入門研修、2級課程は基本的研修、1級課程は主任または基幹的ヘルパーの養成を目的としている。
しかし、実際には、未経験者でも2級から研修を受講することができること、また介護福祉の現場で働くには2級以上の資格を必要とされる場合が多いことなどにより、養成所では3級のコースを実施せず、2級・1級のみのところがほとんどだ。
「通信」による研修とは、講義部分を添削課題によるレポート提出で行うもののことである。
なお、通信による研修の場合は、面接授業(会場に集まって、講師から直接講義を受け、質疑応答を行う)を行うこととなっている。
規定の時間数にプラスして、1級課程は12時間以上、2級課程は6時間以上、3級課程は3時間以上行わなければならない。
また、各都道府県により、必要とされる科目が加えられている場合もある。
実施団体によって、昼間コースの他、夜間コースや土日コースもある。
利用者のニーズに的確に対応できる質の高いホームヘルパーが求められており、さらに充実した研修内容と受講生の意識の高さも必要である。
職場
ホームヘルプサービスは、実施形態からみると、
- (1)市区町村が実施する公的ホームヘルプサービス、
- (2)民間の非営利団体(社会福祉協議会、事業団、住民の自主的団体など)によるホームヘルプサービス、
- (3)在宅の介護サービスを提供する民間事業者によるホームヘルプサービス、
の3つに分けることができます。
ホームヘルパーは、その所属によって雇用形態や対価、労働時間などに違いがあります。
国の進める福祉施策の中で大きな柱となっているのが在宅福祉サービスの充実です。
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