老人デイサービスセンター
老人デイサービスセンター(適所介護事業所)事業とは、在宅の虚弱老人や寝たきり老人、痴呆性老人などを過1〜2回程度、送迎用リフトバスなどを用いて、デイサービスセンターに適所させ、入浴サービス、食事サービス、日常生活動作訓練、生活指導、家族介護者教室などの総合的なサービスを行うものである。
こうしたデイサービスセンターの多くは、介護老人福祉施設または老人福祉センターに併設または単独に設置されている。
また1986年からは、適所サービス事業と訪問サービス事業を統合して在宅老人デイサービス事業を開始した。
ここでの事業は、生活指導、日常動作訓練、養護、家族介護者教室、健康管理、送迎などの基本事業と、入浴サービス、給食サービスの適所事業、入浴サービス、給食サービス、洗濯サービスなどの訪問事業である。
これらの利用者は、おおむね65歳以上の要介護老人(65歳未満であって初老期痴呆に該当する者を含む)および身体障害者であって、身体が虚弱または寝たきりなどのために日常生活を営むのに支障がある人を対象としている。
現在、老人デイサービスの運営については、
従来からの標準的なタイプをB型(基本型)とし、
寝たきり老人の利用率が高いタイプをA型(重介護型)、
利用者の中心が虚弱老人であるタイプをC型(軽介護型)、
1日の利用が8人程度のD型(小規模型)、
痴呆性老人の毎日利用も受け入れ可能なE型(痴呆性老人向け毎日適所型)
の5つに分類されている。
要介護老人がどのタイプを選択するかは、その人の心身状況や用途などによる。
なお、利用者は、利用料として原材料費などの実費を負担することになっている。
老人デイサービスセンターの仕事の内容
サービスの内容は、施設ごとに違いがあるが、主な施設内での仕事をあげると次のようになる。
(1)デイサービスは、施設内で過ごす時間を楽しめるよう、リハビリテーションを兼ねたゲーム、手芸、陶芸、書道などの趣味・レクリエーションを通じて仲間づくりや健康増進を図っている。
(2)入浴サービスは、一番利用者のニーズの高いものでもあり、寝たきりなどのため家庭で入浴が困難な高齢者に入浴サービスを行っている。
身体が不自由な高齢者にとって自宅の浴室で入浴することはむずかしく、デイサービスを利用することで入浴ができるようになった人も少なくない。
(3)痴呆デイホームは、痴呆性の症状がある高齢者を昼間、家族にかわって介護し、本人の快適な生活と家族の精神的・身体的な負担を軽くすることを目的としている。
(4)福祉用具の展示、利用対象者の心身の状況を踏まえた福祉用具の紹介、選定および具体的な使用方法などの相談・助言を行うこと。
そのほかにも、高齢者がかかえる問題や、家族がかかえる問題について適切なアドバイスを行ったり、利用者の家族に対して、在宅介護の方法や技術、考え方などについての講習が開かれている。
これらの仕事に実際にあたるのは、利用者の介護全般を行う寮母とパートタイムで雇われることが多い介助員、レクリエーションなどの企画立案・実施を行う生活指導員、健康管理を行う看護師、送迎者の運転を行う運転手などである。
そのほかには調理員、事務員などがおり、常にこれらの職員が連携をとりながら仕事を行っている。
さらに、病気や事故などによる後遺症で障害を持つ人に対しては、作業療法士・理学療法士の指導をもとに身体のリハビリテーションを行っている施設もある。
これらの施設で働くには、採用条件に介護福祉士、社会福祉主事任用資格があれば望ましいとされる場合があるが、実際は人間性や適性が重要視されることが多い。
老人デイサービスセンターの施設数
デイサービスは1979年から部分的に制度化され、86年からは在宅老人デイサービス事業としてかたちが整い、急速に整備が進められてきた。
そして、新ゴールドプランに基づいて1999年度までに1660ヶ所の増設を行い1万7000ヶ所(デイケアを含む)となった。
2000年度から引き続いて行われている5か年計画(ゴールドプラン21)では、2004年度までには2万6000ヶ所(デイケアを含む)を整備することを目標にしている。
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