知的障害者通勤寮
知的障害者通勤寮は、就労している知的障害者(15歳以上)に対し、居室その他の設備を提供するとともに、独立自活に必要な助言、指導を行うことを目的とした施設である。
知的障害者の多くは、適切な保護と指導が行われている施設では比較的容易に適応できる。
しかし、施設外での社会生活の適応がむずかしいために、せっかく就職しても再び施設に戻ってくるケースが少なくない。
そこで、施設と社会との間に中間的施設をつくり、段階的に社会復帰ができるように、知的障害児施設や知的障害者更生施設などを退所し、また養護学校などを卒業して就職した(または就労予定)15歳以上の知的障害者について、いくつもの就職の繰り返しや施設への逆戻りを防ぐためにこの施設が設置された。
知的障害者通勤寮の仕事の内容
この施設の職員配置は、定員20人に対して、施設長1人、嘱託医1人、生活指導員が2人以上、計4人以上の職員体制をとることとなっている。
これらの職員が、入所者が職場において円満な対人関係を築けるように援助、調整したり、余暇時間の利用、健康管理、金銭管理など独立自活に必要な指導を行っている。
この通勤寮は、原則として2年の在所期限の制限があるので、短期間に指導の成果が問われ、退所後の受け皿をどうするかなどの問題がでてくる。
この施設への就職は、施設数がそれほど多くないこともあり、なかなかむずかしい。
各地にある福祉人材センターなどをこまめにみて探すことが必要とされる。
知的障害者通勤寮の施設数
現在、全国に125ヶ所設置されており、入所定員2977人、在所者数2808人、施設従事者数732人となっている。
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