児童館
児童館は、児童福祉法に基づく児童厚生施設の1つで、児童に健全な遊びの場を与え、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的とした施設である。
特に都市部に住む子供たちのように、地域のなかに適切な遊び場を見つけることが困難になっている今、あらゆる子供が自由に入館でき、屋内を主とする施設である児童館(屋外の施設としては児童遊園がある)では、子供たちが心身ともに健やかに成長できるように、遊びを通して児童の精神発達の充実が図られている。
施設内には集会室、遊戯室、音楽室、図書室、図工室、育成室などといった部屋があり、道具を使った遊びから、絵画、工作、手芸、読書などができるようになっている。
また、乳幼児のための部屋もあり、いろいろな年齢層の子供に対応している。
児童館は、その規模および機能から、おおむね小型児童館、児童センター、大型児童館、その他の児童館の4つの型に分けられる。
(1)小型児童館は、小地域を対象として、児童に健全に遊びを与え、その健康を増進し、情操を豊かにするとともに、子供会、母親クラブなどと協力して、地域に棍づいた児童の育成の助長を図ることを目的としている。
(2)児童センターは、小型児童館の機能に加え、都市部の児童を中心とした、運動、遊びを通して体力増進を図ることを目的としている。
小型児童館より規模が大きい。
(3)大型児童館は、広域の児童を対象とし、都道府県内の小型児童館、児童センターを統括したり、さまざまな遊戯施設を完備した総合施設の役割を果たしているC大型児童館は、次のA型、B型、C型の3つに分けられる。
A型児童館は、児童センターの機能に加えて、都道府県内の各児童館に対する指導、連絡調整などといった、児童館の統括的情報センターの役割をもつ。
B型児童館は、豊かな自然環境に恵まれた一定の地域(「子供自然の国」)内に設置し、児童が宿泊をしながら、自然を活かした遊びを通して協調性、創造性、忍耐力などを高めることを目的とした施設である。
児童センターの機能に加えて、自然のなかで児童を宿泊させ、野外活動が行える機能を持っている。
C型児童館は、広域を対象として児童に健全な遊びを与え、児童の健康を増進し、情緒を豊かにするなどの機能に加えて芸術、体育、科学などの総合的な活動ができるように、ギャラリー、劇場、屋内プール、歴史・科学資料展示室、コンピュータールーム、宿泊研修室などが付設され、多様な児童のニーズに総合的に対応できる施設となっている。
たとえば、天文台のある宿泊型児童館、移動児童館など、地域に密着したかたちでの児童館がつくられている。
(4)その他の児童館では、昼間保護者のいない家庭の小学校1年〜4年生までの低学年に対して、「放課後児童対策」(学童クラブなど)を実施するコミュニティー児童館がある。
児童館の仕事の内容
児童館や児童遊園などの児童厚生施設では、児童厚生員と呼ばれる専門職員をおいている。
児童厚生員はそのほとんどが公務員(少数ながら民間法人職員もいる)である。
児童厚生員の仕事は、さまざまな道具を使っての遊び、音楽会や図工、劇などの共同制作、地域の高齢者施設や障害者施設などへの訪問といった交流活動やボランティア活動、さらにはキャンプや遠足などの計画、引率など多岐にわたっている。
また児童館によっては、小学校にあがる前の幼児の集団保育や留守家庭児童の指導、援助を行っているところもあり、これも児童厚生員の重要な仕事である。
これに加え、子供会や母親クラブなどとの連絡調整、地域組織活動などの指導者としての役割を期待され、子どもの育成についての幅広い専門知識が求められている。
児童館の施設数
現在、全国に児童館4671ヶ所、児童遊園3926ヶ所設置されており、それぞれの施設従事者数は1万7070人、945人となっている。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:福祉の職場
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/4172


