その他の精神障害者施設
精神障害者に対する施設には、生活訓練施設(援護寮)のほかに、「精神障害者福祉ホーム」「精神障害者授産施設(入所型・適所型)」「精神障害者福祉工場」「精神障害者地域生活支援センター」などがある。
精神障害者福祉ホーム
精神障害者福祉ホームは、援護寮と同じく、障害者が生活するための施設である。
入所対象は、日常生活習慣ができており、介助を必要としない程度に生活能力がある人で、家庭環境や住宅事情などの問題により住宅の確保が困難な人となっている。
援護寮との違いは、入所者は比較的軽度の人の割合が高いことである。
この施設では、部屋を提供して生活の場を与え、日常生活や住居、就労についての相談にのったり、助言を行い、また就職に関する指導、自立に向けての働きかけも行っている。
施設の入所定員はおおむね10人で、職員は管理人1人、顧問医1人となっている。
施設数は現在、全国に195ヶ所あり、入所定員2636人、在所者数2142人、施設従事者数462人となっている。
精神障害者授産施設
精神障害者授産施設は、精神障害者の自立を援助するための施設で、入所対象は、一定程度の作業能力があるけれども一般企業などに雇用されることが困難で、将来就労を希望する人となっている。
この施設には、入所型と適所型の2つの形態がある。
その中でも2001年に施行された小規模適所授産施設・小規模作業所等は、地域に密着した授産施設として活動している。
こうした授産施設では、障害者の社会復帰と自活をめざし、そのために必要な職業や作業訓練、日常生活に必要な指導などが行われている。
この指導、援助をしている職員は、施設長のほかに、作業療法士、精神保健福祉士、精神障害者社会復帰指導員、医師などである。
精神障害者授産施設の数は、現在、全国に入所施設29ヶ所、適所施設245ヶ所設置されている。
入所施設の定員784人、在所者数617人、施設従事者数252人、適所施設の定員5668人、在所者数5940人、施設従事者数1583人となっている。
この数字をみてもわかるように、圧倒的に適所施設のほうが多い。
また小規模適所授産施設は、2001年には30ヶ所であったものが、2002年に109ヶ所、2003年には215ヶ所と倍増している。
精神障害者福祉工場
精神障害者福祉工場は、授産施設等で指導・訓練を受けて一般企業に就労できる程度の者で、健康上、対人関係などの理由で一般企業に就労できないでいる者を対象とした施設である。
施設長のほか、精神保健福祉士、精神障害者社会復帰指導員、看護師、栄養士、医師などが働いている。
施設数は1995年には1ヶ所だったが、2003年には17ヶ所に増えた。
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