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保育士の仕事の内容
保育士は、保育所やその他の児童福祉施設において、子供たちのすこやかな成長を手助けするさまざまな世話をし、子供一人ひとりの実態や行動をよく観察し、常にこまやかな援助の手を差し伸べている。
なお、1977年から男性も資格取得者として認められ、年々その数も増えている。
また保育士が働いている職場は、保育所と保育所以外の児童福祉施設の大きく2つのパターンに分かれている。
これらの施設により、具体的な仕事内容が多少異なってくる場合があるので、別々に紹介していく。
保育所の保育士
保育所で働く保育士は、乳幼児の保育はもちろん、教育にも配慮し、一人ひとりの子供が就学に向けて、自分で生活の基本となる食事、排泄、衣服の着脱といった日常生活に必要な行為をスムーズに行えるよう教育している。
具体的には、保育士は集団保育のためのプログラムをつくり、それに基づいて子供たちを指導し、また年齢に応じた幼児教育を行っている。
たとえば、0歳児・1歳児の乳児教育では「授乳・睡眠・おむつのとりかえ」の世話をするが、それより年長の子供には「食べる・眠る・排泄する」の行為を1人できちんとできるように保育する。
また、子供の年齢によって適当にクラスを分け、お話や自然観察、音楽、リズム、絵画、工作などの活動を通じて、子供の心身の発達を促進している。
さらに、アレルギー児保育、障害児保育などを行うときには、キメ細かい配慮や専門的な知識や技能が要求される。
保育所の1日の仕事は、登園してきた子供たちの健康状態を確認することから始まる。
保護者からも、その子供の家庭内での行動や状態を確認する。
遊びや体操、昼食、昼寝、おやつという流れのなかで、保育士は子供たちの食事と昼寝などの世話と、各年齢別の遊びや活動への配慮をする。
さらに保護者への連絡事項をまとめたり、保育記録をつけたり、翌日の保育の準備なども保育士の重要な仕事だ。
また最近では、保護者の帰宅が遅くなるなど勤務形態の多様化や、母親が外で働く機会が増えていることに対応して、保育時間の延長や夜間延長保育などもあり、それにともない保育士の役割も拡大している。
保育所以外で働く保育士
保育所以外の児童福祉施設で働く保育士には、保育対象者の年齢の幅が広いうえに、心身になんらかのハンディキャップを持つ子供が多いため、よりよい状態に近づけようとする強い意志が必要とされる。
仕事は施設利用者の生活全般について、介護・援助・指導などを行う。
具体的には、衣・食・住の基本的生活習慣を身につけさせることはもちろん、人間関係、社会生活や学習指導、家族や学校との連絡、地域との連携も大切な仕事である。
これらの施設によっては、過1〜2回程度の宿直または夜勤があったり、住み込みでの仕事になることがある。
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保育士の仕事に就くには
保育士になるには、保育士資格が必要となる。
保育士資格取得には、保育士試験に合格するか、厚生労働大臣の指定する保育士を養成する学校や、保育学科のある短大などを卒業する方法がある。
現在では、保育課程を持つ大学、短大、専修学校を卒業して児童福祉施設に就職する、というかたちが定着している。
児童福祉施設から保育士という職種で求人が出される場合は、保育士資格取得が募集資格とされる。
したがって一般の学校を卒業して、無資格で保育士として就職することは不可能であり、保育士の資格は就職するうえで当然持っていなければならない。
各施設における保育士の採用は、民間の施設では各施設ごとに採用試験が行われ、採用者が決定される。
各自治体が運営している公立の施設では、各自治体が行う公務員試験に合格することによって採用される。
保育士の仕事は、子供を育てる職業なので、なによりも健康で、子供好きの行動力のある人、親とともに子供の成長を喜べる人などが望まれている。
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保育士の職場の種類と概要
保育士というと、すぐに保育所の先生を思い浮かべる人が多いだろう。
たしかに保育所で働く保育士が全体の9割を占めているのが現実だが、保育所以外の児童福祉施設でも数多くの保育士が働いている。
保育所以外の保育士の職場としては、母子寮、児童館、乳児院、児童養護施設(旧・養護施設)、知的障害者施設・通園施設、盲ろうあ児施設、重症心身障害児施設、肢体不自由児施設・通園施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設(旧・教護院)、などがある。
これら保育所以外で児童福祉施設と名のつく施設は現在、全国に1万992ヶ所ある。
これらの施設で働いている保育士の総数は、1万4320人である。
それぞれの施設に入所している子供たちの心身状況などにより、保育士の仕事はさまざまであるが、子供たちの育成のため専門的知識と愛情を持って、スキンシップや母性的保護をたえず心がけ、一緒の職場で働くことの多い児童指導員と協力しながら教育指導を行うことが望まれている。
一方、保育所は、「地域の子育て支援センター」としての役割を求められている。
保育所とは、保護者が仕事や病気などの理由で、家庭で保育できない0歳から就学前までの乳幼児を、基本的に昼の間預かり、子供たちが家庭的な環境のなかでゆったり過ごせるよう、また、親が子育てをしながら安心して働き続けられるように援助する施設である。
乳幼児期という人間形成の基礎を培う重要な時期に、その生活時間の大半を過ごし、子供が健康で情緒の安定した生活を送れるよう援助することが求められている。
また、家庭や地域としっかりと連携し、よりよい環境づくりをしていかなければならない。
これらのことが期待されている保育所において、その中心的な役割を果たしているのが保育士ということになる。
保育所は全国に2万2391ヶ所あり、保育士の数は29万7258人となっている。
しかし、施設数は子供の減少に伴い、しだいに減りつつある。
また、保育士という職種は、結婚や出産などによる中途退職者が少ないという事情もあり、これからの時代、就職状況はかなり厳しいと思われる。
そうはいっても、保育士は子供とともに生活し、純粋な心と触れ合いながら子供の成長を身近に感じられる素晴らしい仕事である。
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