院内清掃企業
院内清掃からベッドメーキングまで
病院内の清掃業務は、ほぼすべてアウトソースされていると思われます。
医療機関の経営合理化により、診療に付随する直接的なサービス以外ではアウトソースが急激に進んでいます。
院内清掃も例外なく医療法の改正により急激にアウトソースされてきた分野です。
ナイチンゲールが環境整備の重要性を説いて以来、院内清掃は看護師の重要な仕事とされてきましたが、最近では院内清掃からベッドメーキングまで、一貫して業務委託されるようになってきました。
院内清掃はビルメンテナンス会社からの参入が多く、病院清掃専業の企業はあまりありません。
それは、病院清掃のマーケットが大きくないことと、病院清掃の複雑さにあります。
医療機関の施設の清掃度は、日本医療福祉設備協会規定によりクラス分類されています。
一番厳しいクラス�T(高度清潔区域)の「層流方式による高度な清浄度が要求される区域のバイオクリーン(無菌)手術室など」からクラス�X(汚染管理区域)の「有害物質を吸ったり、感染性物質が発生する室で、室外への漏出防止のため、陰圧を維持する区域の細菌検査室など」まで、その作業内容の質が厳しく定められています。
医療機関の施設と清浄度
| 清浄度クラス | 名称 | 該当室 |
| �T | 高度清潔区域 | バイオクリーン手術室など |
| �U | 清潔区域 | 一般手術室 |
| �V | 準清潔区域 | ICUなど |
| �W | 一般清潔区域 | 一般病院、診察室、待合室、調剤室など |
| �X | 汚染管理区域 | 細菌検査室、隔離診察室、解剖室など |
| 拡散防止区域 | 患者トレイ、汚物処理室、霊安室など |
出典:日本医療福祉設備協会「病院空調設備の設計・管理指針
バイオクリーン手術とは、無菌状態であり清浄度が高くなるように、フィルターを通した空気が流れ込むようになっています
洗浄度が高い区域ほど清掃者の能力が必要とされるので、教育の問題や従業者の感染などにも気を配らなければなりません。
また、医療機関のコスト圧縮要望が年々強くなり、労務費を抑え清掃の質を確保していくことが課題となっています。
現在では、IS0-9000やIS0-14000を所得して質の維持を行っている企業も増加しています。
近年では、価格競争に巻き込まれないように清掃業務以外の付加価値つけることにより、競争力を高めた企業も出現してきました。
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