医薬品卸企業
病院の物品管理から経営支援まで
医薬品の流通に重要な役割を担っているのが医薬品卸企業で、医薬品メーカーから仕入れた医療用医薬品や大衆薬を医療機関などに納入する会社です。
ジ工ネリック医薬品メーカーなどの一部のメーカーは直販もしていますが、病院などで使用される医療用医薬品は基本的に医薬品卸企業を通して納入されます。
医療機関で使用する医薬品をメーカーの偏りがなることができ、また医療機関で医薬品が欠品となることを防ぐという役目を果たしています。
さらに、医薬品メーカーからすると、医薬品卸企業は医療機関への医薬品の納入価格を決める重要な役割をもっています。
1990年代後半からは、医療費抑制政策の益減少戦略により医薬品卸企業の収益が悪化し、企業間でM&Aとうた合併により淘汰が進んでいます。
ここ最近は、小型のM&Aが中心であるなかで、超大型のM&Aも行われています。
日用品や化粧品の卸と医薬品卸大手の合界の最大手間の合併により業界の集約化が進んでいます。
2008年には、業界の1位と2位であるメディセオパルタックとアルフレッサが合併に基本合意するなど業界再編の動きが加速します。
今後の業界の動きに注目が集まります。
医薬品卸大手企業も業務拡大を狙っています。
製薬企業や医療材料商社を買収したり、保険薬局を展開している医薬品卸も少なくありません。
医薬品卸企業も多角経営を行うようになってきたのです。
マーケティング・スペシャリスト
医薬品卸企業の営業マンはMS(マーケティング・スぺシャリスト)とよばれています。
病院や診療所、保険薬局などの薬剤部や事務部を訪問して医薬品の販売や納入を行います。
販売では、価格や納入する包装単位などを話し合います。
この医薬品卸企業の物流網や支店の整備は医療機関にとってとてもありがたいものです。
大抵の医薬品は、午前に発注すれば午後に届き、珍しい薬剤についても1日あれば届くようになっています。
緊急で必要となった薬品については、人命救助のため採算抜きで1時間以内で届けることもあります。
大地震などで幹線道路が止まっても届けることができる態勢をもっています。
最近の医薬品の卸業務の収益悪化で、MSの仕事も変わりつつあります。
医業経営コンサルタントの資格をとったり、病院経営や診療支援のためのコンピュータシステムを開発して、患者満足度の調査、病院の職員研修、物流管理支援などを行ったりします。
このように、医薬品卸企業は病院の物品管理から経営を支援する企業として、医療機関とは密接な関係をもっています。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:医療・介護ビジネス
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/5378


