シルバーサービス産業の求人情報、就職活動について
シルバーサービスとは?
シルバーサービスとは、おおむね60歳以上の高齢者を対象として、民間企業や民間法人などがその健康や生活のために必要な商品やサービスを提供することをいう。
近年、高齢者人口は急速に増えており、これらの高齢者は購買力があり、自立した消費者として福祉サービスに対する要望も拡大、多様になってきた。
しかし従来の行政の福祉サービスの場合、原則として共通のサービスを提供しなくてはならず、なかなか個々のニーズにあわせたサービスを提供するのはむずかしいのが現実であった。
こうした拡大、多様化する新たなニーズに、創造的、効率的なサービスを提供していこうと努力しているのがシルバーサービス産業である。
シルバーマーク制度とは?
高齢者やその家族が安心してサービスを利用できる体制を整えるため、厚生労働省のシルバーサービス振興策を民間の立場から支援することを目的に「社団法人シルバーサービス振興会」が設立されている。

その振興会の活動の一つに、「シルバーマーク制度」がある。
これは、シルバーサービスの福祉目的、快適性、安全性などのさまざまな視点から基準を定め、その基準に適合したサービスに対して「シルバーマーク」を交付するというものである。
シルバーマーク制度に基づくサービスは、訪問介護サービス、訪問入浴介護サービス、福祉用具レンタルサービス、福祉用具販売サービス、在宅配食サービス、有料老人ホームの各部門で認定されている。
ただし、有料老人ホーム以外は、同様のサービスを企業が独自に行うことができる。
シルバーサービス産業の仕事の内容
シルバーサービス産業で働く場合、社会福祉施設のように「この職種を何人配置しなければならない」という行政からの規定はない。
ただし、シルバーサービスの交付を受けている企業については、国が一定のガイドライン(シルバーマーク認定基準)を設けており、一定以上のサービスを提供するためには、どういった職員をどの程度雇用、研修しなければならないかを定めている。
その職員配置は次のとおりだ。
第1の訪問介護サービスでは、保健師または看護師、ソーシャルワーカーとヘルパーが連携し、サービスを行う。
第2の訪問入浴介護サービスでは、看護師が必ず入った3人以上の職員でサービスを行う。
第3の福祉用具貸与(レンタル)サービスでは、福祉用具選定相談者、福祉用具取扱者、福祉用具管理者を配置してサービスを行う。
第4の福祉用具販売サービスでは、福祉用具選定相談者を各店舗に最低2人以上配置してサービスを行う。
第5の在宅配食サービスでは、サービスが適切に提供できる職員体制を整備する。
第6の有料老人ホームでは、看護師、生活指導員、介護ヘルパー、生活ヘルパー、栄養士、調理員、機能回復訓練担当者などを、入居者の数や提供するサービスの内容に応じて配置することとなる。
就職するには?
現在、シルバーサービス振興会に加入している企業は、正・準会員あわせて208社(自治体などを含む)。
そのなかの業種で多いのは、介護機器関連企業、建設業、金融機関、生命保険業、損害保険業などである。
現在でシルバーマークの交付を受けているのは、訪問介護サービス278事業所、訪問入浴サービス228事業所、福祉用具レンタルサービス263事業所、福祉用具販売サービス133事業所、在宅配食サービス25事業所の合計927事業所。
さらに、有料老人ホームについては2施設となっている。
就職したい場合は、まずシルバーサービス振興会に問い合わせて情報を仕入れ(求人の斡旋はいっさい行っていない)、あとは求人雑誌などの利用や各都道府県の人材センターなどに行けば、求人案内を見つけられる。
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