福祉・介護分野の職員採用基準・求人の多くなる時期
福祉の従事者で一番数が多いのが、社会福祉施設の職員である。
しかし、民間の社会福祉施設は、一般企業のような「定期採用」がほとんどない。
しかもそれぞれの施設の職員総数がそれほど多くない。
一般的には、
- (1)現在在籍している職員が退職、
- (2)施設の新設、事業拡大などによる職員の増員、
この2つのタイプのいずれかの理由が生じた場合に初めて職員募集が行われる。
中途転職者は年間を通じて就職活動ができる。
しかし新卒者の場合は、一般企業のような毎年春の定期採用がないため、就職活動は遅くなりがちだ。
職員募集は年間を通じて9月頃と1〜3月は多くなる傾向で、施設数の多い老人ホームや、職員数の多い職種(寮母、入所施設等の指導員)は求人の数も比例して多くなる。
職員募集の方法や求人案内の探し方などについては、別のところで詳しく説明する。
福祉職場への就職活動は、基本的に一般企業と変わりない。
福祉職場の特性をよく理解し、自分に必要な情報をどう収集するかが、就職活動のポイントとなる。
最近では、インターネットによる求人情報なども活用されている。
福祉人材センター・バンクでは、「福祉のお仕事ネット紹介システム」というページがあり、無料で全国の福祉施設の求人案内をしている。
このシステムを利用するには、ホームページ上でユーザー登録をしてIDとパスワードを取得し、求職登録を行って、就職第1希望地域の福祉人材センター・バンクに登録を行う。
登録するとホームページ上の求人情報の閲覧ができるようになるので、希望する勤務地、分野、職種、勤務形態、さらに希望する収入や取得している資格など、指定された項目をチェック。
すると、利用者の条件にあった事業所が表示されるので、それらを検討することになる。
おためし検索もできるので、試してみるといいだろう。
このほかにもさまざま求人サイトがあるので、チェックしてみたい。
また、福祉人材センター・バンクには、社会福祉施設見学会を実施して施設の現状に触れ、理解を深めてもらう試みを行っているところもある。
この経験を通して、「福祉職への就労を希望したい」あるいは「自分に向かないかもしれない」など、将来の生き方について考える何らかのきっかけをつかめるかもしれない。
東京都福祉人材センターには、求職や相談を求める人が大勢訪れている。
福祉系の大学・短大・専門学校に通っている人やかつて通っていた人のほか、福祉系の学校出身ではない人も多い。
さらに若い人ばかりでなく中年の人もいる。
一度はセンターに行って、求職状況を調べてみるといい。
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