栄養部門
チームによる栄養指導で生活習慣病の予防を
栄養部門は、管理栄養士、栄養士、調理師などが所属し、食事を提供する給食業務と、患者に対する食事指導を行う栄養指導業務に分けられます。
最近の病院給食は、従来の悪いイメージ − まずい、早い、冷たいといった悪評から脱却しつつあります。
適時適温給食、夕食なら18時に、温かい食事は温かく、冷たい食事は冷たく提供されることが当たり前になっています。
また食事の味も、元コックが調理室に入ることで改善されてきました。
食器についても、これまでのプラスチック素材から磁器が使われ、盛りつけにも気をつかうようになってきました。
これまでの栄養部門は、食事をつくり、給仕することが中心でした。
しかし近年では、予防医療の進展とともに、生活習慣病などの患者に対する食事指導や栄養指導が積極的に行われるようになってきました。
この栄養指導の目的は、患者が現状の自分の栄養状態を知り、食習慣を変えていくことにあります。
食習慣の改善は、病気のさらなる進展を防ぐことにもつながります。
とくに、糖尿病や高脂血症の予防対策は大切です。
近年では、生活習慣があまりよくない健常者に対する保健指導の一環として栄養指導が行われるようになってきました。
現在、栄養部門は転換期にあります。
給食業務については、給食業者に委託することも増え、病院の栄養部門は、献立作成を行うことに集中するようになっています。
また栄養指導も、NST(Nutrition Support Team)という医師、看護師、管理栄養士などが中心となった栄養指導チームにより患者個々の栄養管理が行われるようになってきました。
このように栄養部門は、物をつくる部門から情報を扱う部門へと変貌をとげようとしています。
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