放射線部門
画像診断と放射線治療
放射線部門は、画像診断部門と放射線治療部門に分けられます。
ここでは、放射線科医師と診療放射線技師によって、放射線を使った画像検査や治療が行われます。
画像診断部門は、中央検査部と同様に診断に重要な役割を果たす部門です。
放射線治療部門は主にがんなどの治療を行います。
画像診断部門は、CTやMRIなどの画像診断機器を利用して、患者の身体内部の画像撮影を行います。
この部門でも機器の自動化が進み、高度で高額化しています。
中央検査部門が試薬という消耗品が検査経費のウエートを占めるのに対して、画像診断部門では、検査機器の減価償却や保守料が検査経費のウエイトを占めます。
原価管理的には、中央検査部門は変動費的な要素が強い部門ですが、画像診断部門は固定費的な要素が強い部門なのです。
患者に対しても中央検査部門は、検体を採取し検査を行いますが、画像診断部門は侵襲性の低い放射線により痛くなく検査できることも特徴の1つです。
放射線治療部門は、放射線治療の計画に沿って放射線治療を行います。
近年では、重粒子線や陽子線でがん治療を行う大規模な装置が登場してきました。
放射線治療は日進月歩の分野です。
放射線部門は、CTやMRI、PET、重粒子線治療施設など、医療機関にとって投資リスクが大きい部門となっています。
そのため、検査の需要を予測するなど、投資に対するリターンを考えて医療機器を購入することが求められます。
実際に、身の丈にあわない医療機器の購入により医療機関が破綻している例も多くあります。
医療業界のIT化は放射線部門も例外でなく、画像診断部門では画像データのデジタル化が進行しています。
そのため、放射線科医や診療放射線技師は、ITに対するリテラシーが求められています。
放射線部門が抱える問題
大型機器への投資 診療報酬による検査料の公定価格がネック。
画像データ電子化 画像サーバーや高精細モニタの追加投資。ただ、これによりフィルム保管等が楽になる。
遠隔読影への対応 遠隔読影は今後の趨勢だが利用料金が高額。
スタッフの教育 次々と登場する新機種に対応する技術アップ。
放射線科医の不足 CT等の画像量に医師の読影が追いつかない。
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