医療機関のポジショニング
医療機関は、大きく分けて病院と診療所に分けられます。
厚生労働省は、医療機関の機能分化により各病院の役割をはっきりさせようとしています。
この機能分化は、地域で医療を完結させるために急性期医療を担当する病院、リハビリテーションを主として行う病院、慢性期医療として長期入院患者を担当する病院としています。
病気が発症して、社会に復帰するまでの一連の流れで、病院が連携することにより最善の医療をそれぞれで提供できるという考え方から、このような機能分化の考えができてきたのです。
医療の高度化は、医師をはじめとする医療従事者を専門特化させ、知識や技術を深く追求するようになってきました。
このようなことから、特定分野の専門家になるまで非常に時間がかかります。
そのため、医療機関内で幅広く診療を受け入れることは、医療の安全や質の画で専門特化した医療機関より劣ってしまいがちです。
たとえば、がんの治療などは、一般の病院で治療することも問題ないのですが、がんセンターやがん診療拠点病院で治療をすることが一般的になりつつあります。
話は変わりますが、病院の機能分化は、病院のブランド化にもつながっています。
診療スタイルの特化だけでなく、富裕層をターゲットとした医療機関も出現しました。
高級人間ドックでは、2泊3日で200万円以上もかかるプランを用意しているクリニックも登場しています。
今後の医療機関は、地域内や日本国内でポジショニングを行いブランド構築することで、アイデンティティーが確立していくのかもしれません。
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